2018年06月18日

URAURA!Game Review:エルミナージュOriginal ~闇の巫女と神々の指輪~

 2006年。 ゲーム業界に激震(というほどでもないかもしれないが……)が走った。
 アエリアという会社が、あの傑作RPG『Wizardry』の版権を取得したのだ。
 これによって、これまでWizardryの亜流シリーズを開発していた会社は、これからは簡単にWizardryのタイトルのゲームを発売することができなくなってしまった。
 その後、それらの会社は、オリジナルシリーズとして、WizardryタイプのダンジョンRPGを開発、発売していくことになる。
 そして、そうした中で、裏編が面白いと感じたものの一つが、この『エルミナージュOriginal ~闇の巫女と神々の指輪~』(以後エルミナージュ1)である。

~まずは……

 まずは、このゲームについて紹介していこう。このエルミナージュ1は、ウィザードリィ・エンパイアで有名な、STAR FISHの作品である。
 基本システムは、Wizardryと同じ。最大六人のパーティを組み、ダンジョンを攻略していくというものだ。
 同じといっても、Wizardryシリーズとは別物なので、呪文もWizardryシリーズとは変わっているし、召喚士(遭遇したモンスターと契約し、呼び出すことができる)や使用人(ポーションなどを消費して、パーティ全員を回復させることができる)、遊楽者(タロットでいろいろな効果を発動させることができる)といったWizardryにはなかったオリジナルの職業が追加されているところも、なかなか面白い。パーティ編成の幅が広がるであろう。
 また、本家Wizardryが一つのダンジョンを攻略していく(6以前)のに対し、エルミナージュ1では、複数のダンジョンを冒険し、キーアイテムを集めていくことになる。
 また、キーアイテムのあるダンジョンは一定ではなく、ニューゲーム時にランダムに決まるので、そのプレイによって違いが出てくるのが面白い。 またそのダンジョンも、色々と個性豊かになっているので、とても楽しめることだろう。

~こんな機能も

 他にも、エルミナージュ1には、色々な面白く、そして役に立つ機能が実装されている。
 たとえば、『スペルキャスティング』。ゲームに登場するすべての呪文を、自分の好みに変えることができる機能だ。たとえば、炎系の攻撃魔法の呪文を、『HALITO』や『ギラ』、『ファイア』などのように変えることができる。もちろん、自分のオリジナルの呪文に変えることだってできる。
 たとえば、『フェイスロード』。ゲームのキャラの顔グラフィックを、自分の望みのものにすることができる。
 自分で描いた絵を使うも、ネット上の素材をダウンロードして使うも、なんでもOKである。
 と、このように、面白い機能が付いているのも、特徴の一つだろう。

~ストーリーだって……

 ストーリーだって負けてはいない。誇り高き長女、いたずらっぽい次女、泣き虫我儘な三女から成る、悪側の三姉妹、個性豊かな街の人々などが、ストーリーに彩りを加えてくれる。だが、それでもストーリーに縛られることなく、自由に冒険を進めることができるのはさすがだ。
 また、世界の各地にはサブクエストも隠されており、それらを進めていくのもまた一興。ストーリー上でも色々と楽しめる、それがエルミナージュ1なのだ。
 また、ゲームの難易度も、難しくなく、また優しくもない、ちょうどいいバランスとなっているぞ。

~さて……

 さて、今回はエルミナージュ1を紹介したが、現在、このシリーズは3まで発売されているとのこと。いずれも、Wizardryシリーズ好きには満足できるであろうできだと思うので、ぜひプレイしてみてはどうだろうか?
 もちろん、Wizardryシリーズをプレイしたことのない人にもお勧めの一本だ。


※次の更新は、6月21日。新連載・『VB.NETでDirectXプログラミング』の予定です。お楽しみに!

posted by 裏編 at 10:53| Comment(0) | その他のゲーム情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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