2019年06月20日

レトロゲーレビュー:バンゲリング・ベイ【1984年・ブローダーバンド・FC、コモドール64、MSX他】

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※ここに使われている画像は、問題があれば削除いたします。

特異なクソゲー?

さて、次に紹介するのは、この『バンゲリング・ベイ』である。
この『バンゲリング・ベイ』も、一部からクソゲーとの評価を受けているゲームではあるが、ただそれだけではない特異性を持つゲームであった。
その特異性のひとつは、元はコモドール64用に作られたものが、ファミコンに移植されたものである、ということであり、いまひとつはクソゲーとは思えぬゲーム性である。
まずは、そのゲーム性に説明していくとしよう。

クソゲー? いや斬新です

まず、ゲーム性のポイントのひとつは、その操作方法である。
たいていのゲームでは、マイキャラは十字キーやジョイスティックで入力した方向で動くが、この『バンゲリング・ベイ』では、左右で旋回、上下で加速・減速という操作システムになっていた。
これは、最初は使いにくいかもしれないが、慣れてくると、通常の操作方法以上に、自機を自分の手足のように使いこなせるようになり、あたかも本物のヘリを操縦しているような気分になれるのだ。

そうそう。二つ目のポイントに触れるついでに、このゲームの内容についても説明していこう。
といっても至極簡単。ヘリを操作して、敵の攻撃をかいくぐり、敵の工場を破壊していく、これだけである。
とはいえ、そう簡単に目的を達成できるわけではない。色々な妨害が立ちはだかってくるのだ。
まずは、敵砲台や戦車、戦闘機が襲来してくる。戦車はともかく、敵砲台の攻撃や戦闘機は強烈だ。それを防ぐには、敵砲台をやられる前に破壊したり、レーダーを破壊したりして、敵の出撃を遅らせなければならない。

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▲ 敵戦闘機や砲台の攻撃を切り抜けつつ、敵工場を破壊せよ!

もちろん、これだけではない。時間が進むと、敵はこちらの拠点である空母に、攻撃機隊を派遣してくる。
空母が撃沈されると、修理や補給ができなくなるので、本来の任務である工場爆破のほかに、空母も守らなければならない。

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▲ 空母が襲われている! ただちに敵攻撃機を撃破せよ!

さらにさらにまだある。ゲームがさらに進むと、敵は戦艦を建造し始める。この戦艦は、ゲームシステム上での最終兵器というもので、完成して出航してしまうと、耐久力、攻撃力ともにとても高いうえ、この戦艦が空母の近くまで行くと、空母は沈没してしまう。なので、建造開始の報告が入ったら、ただちに向かって撃破し、完成を阻止しなければならない。

このような戦略性が、このゲームの二つ目のポイントである。

まだまだこれだけではないっ

さらに、このゲームは、対戦プレイが可能である。この対戦が、また一味違う。このゲームでは、1Pがヘリ側、2Pが工場側となって、1Pは、敵工場の全破壊を、2Pは、それを阻止しつつ敵ヘリの撃破を狙うわけだ。
さらにこの対戦プレイ、面白い仕掛けがしてあり、2P側のマイクに音を入力することにより、戦闘機をスクランブルさせたり、攻撃機を出撃させたりといった緊急増援をおこなうことができる、という裏技があるのだ。
と、このようにこのゲームの対戦プレイは面白い趣向がしてあり、裏編も子供のころは、よく対戦プレイをしていたものだ。いや懐かしい。

ではなぜ?

ではなぜ、こんな面白いゲームが、一部からクソゲーと評価されていたのか?
Wikiによれば、その原因は、このゲームが高い戦略性を必要とするものだったことであると説明されている。
なるほど。確かに、このゲームの戦略性は、当時のユーザーの大半を占めていた小学生には難しかったかもしれない。あと、これが原因とはかかれていなかったが、操作の難しさも一因だったかもしれない。

つまり、今にして思えば、すべてが早すぎたゲームだったのではなかろうかと思う。

最後に

と、ここまで説明してきたが、このバンゲリング・ベイは今にこそぴったりくるゲームではないだろうかと思う。
リメイクしたら、とても人気が出そうに思えるのは、裏編だけではないはずだ。

早すぎた悲運の(?)ゲーム、バンゲリング・ベイ。
持っている人は、ぜひともプレイしてはどうだろうか? 今の時代だからこそ、面白さを感じられると思う。

※バンゲリング・ベイの著作権は、ブローダーバンド・ソフト、ハドソン(現セガハドソン)、任天堂様にあります。(追記:現在の著作権はコナミ様にあるそうです)
 この記事に使われている画像の二次使用を禁じます。
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※次の更新は、『みくみく音楽館』の予定です。お楽しみに!
posted by 裏編 at 09:17| その他のゲーム情報 | 更新情報をチェックする