2019年10月24日

レトロゲーレビュー:銀河の三人【1983年・任天堂・FC】

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※この記事に掲載されている画像の著作権は、各ゲームの開発者様(任天堂/スクウェア・エニックス)にあります。ここに掲載されている画像の二次使用を禁じます。

 この『銀河の三人』は、PC-8801やFM-7などの機種用に、ENIX(現・スクウェアエニックス)から発売された、『地球戦士ライーザ』のリメイク作である。
 この銀河の三人は、ファミコンユーザーにもプレイしやすくリメイクしながらも、原作のSFテイストも、そのまま残された良リメイク作である。
 そこで今回は、原作である『地球戦士ライーザ』との比較も入れながら、このゲームについてレビューしていこうと思う。

【 SYSTEM GUIDE 】

 さて、このゲームはロボット『ライーザ』を操縦して、敵を撃破していくSFRPGである。 そのSFテイストは、すでにシステムの時点からかもしだされている。
 ゲーム中でプレイヤーは、ライーザを駆って太陽系内を移動するのだが、その移動システムは……

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▲ 太陽系内マップ。 ここで移動する目的地を指定する。

 まずは、上のマップ画面で目的地を指定する。しかる後に、『跳躍』コマンドで移動していくのだ。『跳躍』コマンドを実行して跳躍(ワープのようなものと考えればよし)移動すると、設定した移動距離(ブースターの数まで)だけ、目的地に移動する。例えば、移動距離を2に指定したとき、目的地までの距離20のところに行くには、10回跳躍すればいいわけだ。
 また、跳躍後や、ダンジョン内で敵に遭遇すると、戦闘になる。

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▲ 敵と遭遇!

 戦闘ではバルカンとミサイルの両方で敵を攻撃する。バルカンは無限に撃てるが、威力は低い。ミサイルは威力はあるが弾数に制限がある、という違いがある。

 と、このように『地球戦士ライーザ』と『銀河の三人』は、システム面でもSFらしさを追求したものになっているのだ。

【 REMAKE AND ORIGINAL 】

 さて、ここからは原作である『地球戦士ライーザ』との違いを紹介していくことにしよう。

 まずはストーリーである。 原作では……

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 このように、司令部は、地球側は一大作戦を仕掛けるため、各地の部隊を集結させ、主人公たちも、火星から地球に向かうのだが、『銀河の三人』では……

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 このように、主人公たちは、すでに地球にいて、そこから出撃するようになっているのだ。

 次はキャラクター。まずは相棒のブルーである。

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▲ 原作版

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▲ 銀河の三人版

 変わりすぎである(笑 筆者は、原作版のほうが好きなのだが……

 また、ヒロインのリミも……

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▲ 原作版

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▲ 銀河の三人版

 心なしか、見た目の年令が下がってるような気が。ただ、これはプレイヤーによって好き嫌いが分かれるかもしれないが。なお、このキャラデザの修正が、エンディングにささやかな違和感を生じることになるのだが……それは後述。

 また、システムでもアレンジがなされている。

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 このように、惑星内部がダンジョンになっているのだ。やはりこれは、ファミコンユーザーがプレイすることを考えたアレンジだろうか?(当時のゲームは、RPGでなくてもダンジョン探索の要素がついてるものが多かったような気がする。スーパースターフォースしかり)

【 EXTRA 】

 さて、『地球戦士ライーザ』、『銀河の三人』ともに最大のポイントといえば、そのストーリーだろう。『追い詰められた地球側』という極限の状況からはじまることもさることながら、クライマックス、そのエンディングは、ファミコンのゲームの中でも有数の悲劇といわれている。
 ここではあえて書かないが、下の動画を見て、ぜひその悲劇に触れていただきたい。


▲ 原作版(20:00ごろから)


▲ 銀河の三人にて

 なお、このエンディングだが、『銀河の三人』では、リミがちょっと幼く見えるせいで、やや違和感があるとのこと。もう少し年上に見えたらよかったのだろうが……(17,8とか……)

 だが、この『銀河の三人』は、本当に、SFテイストあふれ、ストーリーも素晴らしい、いいゲームである。難易度が高いという難点はあるが、埋もれさせては惜しい一作だと思う。
 ぜひ、ブルーの原作版採用、リミのグラフィック変更、そして難易度やシステムの調整を加えたうえでPSPなどにリメイクしてほしいと思うのだが……(現に、一部のサイトでは、リメイク希望の投稿もある)

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※次の更新は、『NIKONIKO-CINEMA!』の予定です。お楽しみに!
posted by 裏編 at 13:26| Comment(0) | その他のゲーム情報 | 更新情報をチェックする
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