2020年03月19日

師匠のVB.NETどたばた塾~第7回

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師匠T:ふぅ、パソレク、チャレンジARSに引き続いて、この講座か。毎月のこととはいえ、本当に堪えるのう。

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弟子D:師匠も、もういい年……いてっ。

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わしはまだ若い。

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えー、だって口ひげも生えてるし、髪の毛も白髪が……。

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な・に・か・いっ・た・か?

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……いえ、なんでもありません。

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さて。今回からいよいよWindowsアプリの作成に入る。
今回は、ラベルの配置や内容の変更を通して、コントロール(アプリの部品のようなものと思うがよい)の配置やプロパティについて学んでいくことにする。
しっかりついてくるように。

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はいっ。師匠のほうこそ、年なんですから無理しないでくださいね。

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わしはまだ若い、と言っておろうが。 この馬鹿弟子がああぁぁぁぁっっ!!(飛び蹴り)



【 ラベルを配置しよう! 】

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さて、さっそく始めていくとしようぞ。まずプロジェクトを作るわけだが、今回は『Windowsフォームアプリケーション(.Net Framework)』を選ぶぞ。

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↑これを選ぶのだ!

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はい。ややっ! プロジェクトが開いたら、何やらウィンドウらしきものが出てきましたよ!
もしや、これにコントロールを配置していくわけですか?

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↑これにコントロールを貼り付けていくのだ!

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うむ、その通りじゃ。なお、このいわば土台となるウィンドウのことを、VB.NETではフォームという。ではさっそくこのフォームに、ラベルを貼り付けていくとしようぞ。ツールボックスと書かれているところをクリックするがよい。いろいろなコントロールのリストが出てくるはずじゃ。

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↑ここをクリックだ!

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おおっ!

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そしたら、まずはLabelの項目を選ぶのじゃ。

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↑これを選べっ!

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はい。

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そしたら、配置したい位置の左上でクリックし、そこからドラッグ&ドロップするのだ。
すると、その位置にラベルが貼り付けられるはずじゃぞ。

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おおっ、確かにっ!! さすが師匠、まだぼけてなかったんですね……いてっ。

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↑ラベルが貼り付けられた!

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わしはまだ若い。さて、次はこのラベルのプロパティをいじり、テキストの内容や色を変えていくぞ!

【 プロパティをいじるのだ! 】

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ではまずは、プロパティというタイトルのウィンドウを探してみよ。そのウィンドウの下にLabel1と書かれていない場合は、先ほど貼り付けたラベルをクリックしてみるのだぞ。

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↑これがプロパティのウィンドウだ!

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はい、ありました。何やら色々と並んでいますね。

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うむ、これがラベルの持つプロパティの数々じゃ。まずはその中からTextというのを探してみるがよい。見つかったら、それを『ラベルじゃ!』とでも書き直すがよい。

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↑ここを書き換えるのだ!

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おおっ! ラベルに書かれているテキストが変わりましたよ! なるほど、Textプロパティは、ラベルの文字を表すプロパティなんですね!

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↑テキストが変わった!

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うむ。では次は色を変えてみるとしよう。同じように、ForeColorというプロパティを探して、そこを……そうじゃのう。赤に変えてみよ。これは、下向きの矢印ボタンをクリックしたあと、カスタムというタブをクリックすれば、色のリストが現れるからそこから選べられるぞ。

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はい……おおっ! 確かに色が赤になりました!

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↑今度は色が!

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さらに、大きさも変えてみようかのう。Fontプロパティを探し、そこの+と書かれたボタンを押すのじゃ。すると、さらにリストが開くので、そこのSizeを弄ればいいぞ。今回は16を設定してみよう。

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ほんとだ! プロパティを変えることで、そのコントロールの姿を色々変えられるんですね!

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↑大きさも変わったぞ!

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うむ。ということで今日はこれまで……の前にもう一つ。このフォームの大きさを変えたい、ということもあるじゃろう。
その時は、このフォームの右下の小さい四角(ハンドルという)をクリックして、ドラッグ&ドロップすれば、自在に変えることができるぞ。

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↑フォームの大きさを変えたいときは、ここをクリック!

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はいっ!

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それでは改めて、今日はこれまで。次回は、ピクチャーボックスについて学んでいくぞ。
今回のことを忘れぬように、しっかり復習しておくように。

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師匠も忘れっぽいですから気を付けて……

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はあっ!!(飛び蹴り



※次の更新は、フリーゲームレビューの予定です。お楽しみに!

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2020年02月13日

師匠のVB.NETどたばた塾~第6回

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師匠T:さて。前回はちょっとしたミスで、予定が変わってしまったが、今回は改めてクラスについて説明していくことにするぞ。

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弟子D:師匠ももう年……いてっ。

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余計なことは言わんでいい。ではさっそくはじめていくとするぞ!

【 クラスとは? 】

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さて。まずはクラスとは何かについてじゃ。これについては、以前のJava道場で説明したが、改めて復習しておくとしようぞ。弟子よ、クラスとはなんぞや?

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あ、はい。オブジェクトというものの設計図のようなもので、それをもとにして作られたのがインスタンスですよね。ザクに例えるなら、ザクの設計図がクラスで、作られたザクがインスタンスと。

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うむ、その通りじゃ。さらに、クラスに別の機能を付与して新しいクラスを作る『継承』ができるのも、クラスの特徴であったな。

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そうでしたっけ。

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お主の記憶容量は、数十年前のPC並みしかないのか? こほん。では次の項目では、クラスの作り方、そしてインスタンスの作り方について説明していくぞ!

【 クラスの作り方、そしてインスタンスの作り方じゃ! 】

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さて。VB.NETでは、クラスを作るにはちょっとした手間をかけなくてはならぬ。まずは、『プロジェクト』メニューから、『クラスの追加』を選ぶ。

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ふむふむ。

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すると、次のウィンドウが開くので、クラス名を入力してOKを押す。これだけでOKじゃ。

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なるほど!

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なお、この方法で作るだけではなく、モジュール内にコードを書いて作ることもできるぞ。その場合は次のように宣言部分を書く。

--------------------
Class クラス名
End Class
--------------------

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~の部分に動作などのコードを書くわけですね。もしかして、このクラスをどこからでも使えるようにしたい場合には、Classの前にPublicをつけるのですか?

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おぉ、よくぞそれに気づいたのう。その通りじゃ。さすが我が弟子。

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俺だってバカなままじゃありませんよ!

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ほほう。それでは、クラスのメソッドやセッター・ゲッターを作りたい時にはどうすればいいのか述べてみよ。

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え? えーと、えーと……。

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メソッドを作りたい場合には、そのクラスにサブルーチンを作ってやればよいのだ。ゲッターを作りたいなら関数を作ってやればよい。セッターを作りたいなら、やはりサブルーチンを作ればよいぞ。

--------------------
Class Sisyo
   Sub Method()←メソッドになる
   ~
   End Sub

   Public Function Getter() As Integer←ゲッターになる
   ~
   End Function

   Public Sub Setter(p As Integer)←セッターになる
   ~
   End Sub
End Class
--------------------


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なお注意点として、上の例のようにゲッター、セッターにする関数・サブルーチンを作るときにはPublicをつけること。さもないと、外から使うことができずに、ゲッター・セッターの役割をすることができなくなってしまうからの。

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はい。

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そしてそれと同じようにメソッドも、外から使えるメソッドにする場合には、Publicをつけることを忘れずに。

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わかりました、師匠!

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うむ。さて、コンストラクタを作る場合には、次のように宣言する。

--------------------
Public Sub New(~)
End Sub
--------------------

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Newという名のサブルーチンを、Publicをつけて作るわけですね。

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その通りじゃ。さて、いよいよインスタンスを作る方法じゃが、まずは変数の宣言からじゃ。
といっても難しいことはない。ほれ、この通り。

-------------------------
Dim 変数名 As クラス名

例:
Dim s1 As Sisyo
-------------------------

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どこからでも使えるパブリック変数にする場合には、DimをPublicに変えればよい。さて、そしてインスタンス化じゃ。

---------------------------
変数名 = New クラス名(~)

例:
s1 = new Sisyo()
---------------------------

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なるほど。Newをつけた上で変数に代入してやればいいんですね。

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うむ、そのとおりじゃ。それほど難しくはなかろう。では次は継承についてやっていくとするぞ!

【 継承 】

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さて、次は継承についてじゃ。Javaでは継承のさいには、extendsをつけて宣言しておったな。

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はい。

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VB.NETも、それと似たようなものじゃ。このように、Class文の下にInheritsをつけて宣言する。

---------------------------
Class Deshi
   Inherits Sisyo
End Class
---------------------------

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なるほど。そういえば継承と聞いて、オーバーライドやオーバーロードのことを思い出したのですが、VB.NETでもそれらは可能なのでしょうか?

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うむ。可能じゃぞ。まずはオーバーライドからじゃ。まず、オーバーライドするにあたっては、元となるクラス(これを基底クラスと呼ぶぞ)の該当するメソッド・関数をOverridableで宣言する必要がある。

---------------------------
Class ●●●
   Public Overridable Sub ▲▲▲←これでこのメソッドはオーバーライドできるようになる
   ~
   End Sub
End Class
---------------------------

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このように宣言したメソッド・関数は、作られたクラス(これを派生クラスという)側で、Overridesをつけて宣言することで、オーバーライドすることができるようになる。

---------------------------
Class XXX
   Inherits ●●●

   Public Overrides Sub ▲▲▲←オーバーライドしたメソッド
   ~
   End Sub
End Class
---------------------------

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なるほど。基底クラスの内容を実行させるにはどうすれば?

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うむ。その時は、MyBase.メソッド名を実行させればよい。なお、通常はOverridesをつけると、これが自動的に追加されるので、それほど意識する必要はないぞ。

---------------------------
Class XXX
   Inherits ●●●

   Public Overrides Sub ▲▲▲
      MyBase.▲▲▲()←基底クラスの▲▲▲メソッドの内容を実行する
      ~
   End Sub

End Class
---------------------------

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さて、次はオーバーロードじゃ。こちらも難しいことはない。
そのメソッドや関数を、Overloadsをつけて宣言するだけじゃ。

---------------------------

Class AAA

   Public Overloads Sub BBB(kin As Integer)←オーバーロードしたメソッド1
   ~
   End Sub

   Public Overloads Sub BBB(kin As Integer, zei As Integer)←オーバーロードしたメソッド2
   ~
   End Sub
End Class
---------------------------

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なるほど!

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うむ。さて、基本編はこれでおしまいじゃ。次回からはさらに発展して、ウィンドウアプリの作成からやっていくとするぞ!
これまでの復習と、これからすることの予習を忘れてはならぬ!



※次の更新は、『レトロゲーレビュー』の予定です。お楽しみに!
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2020年01月16日

師匠のVB.NETどたばた塾~第5回

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師匠T:さて、今回はいきなり謝らねばならぬことがある。

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弟子D:

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今回は『クラスについて話す』と予告しておいたが、その前に、VB.NETのプログラミングに置いて欠かせぬ要素『関数とサブルーチン』について話すのを忘れておった。なので、クラスについては次回に回し、今回はその関数とサブプロシージャについて説明することとする。了承していただきたい、すまぬ。

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師匠が謝るなんて珍しい。

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おぬしも一度、謝ってみるか?

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謹んでご遠慮申し上げます。

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……。
こほん、それでは始めていくとしようぞ。

【まずは概要からじゃ!】

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まずは、サブルーチンからじゃな。とはいっても、関数もサブルーチンも基本は同じ。特定の処理をまとめたものじゃ。例えば、VB.NETに基本で備わっているVal関数は、文字を数値に変換するための処理をまとめたもの、という具合じゃな。

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確か、値(戻り値)が返されるものが関数、でしたっけ。

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うむ。その通りじゃ。対して、戻り値が返されぬものをサブルーチンと区別しておる。そしてそれらを総称して、プロシージャと呼ぶのが一般的じゃ。
詳しくは、以下の図を見るべし。

プロシージャ-+--関数(戻り値が返されるもの)
       |
       +--サブルーチン(戻り値が返されないもの)

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ふむふむ。

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そして、このプロシージャを使うことによって、メインの処理をすっきりさせることができる。だらだらと処理を書き連ねるより、その関数やサブルーチンの名前だけを書けば済むことを想えば、一目瞭然じゃろ?

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そうですね。

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そして、プロシージャの利点はそれだけではないぞ。汎用性のあるプロシージャを一つ作っておけば、それをプログラムのあちこちで使いまわすことができる。これは、プログラミングをするうえで、大いに助けになるであろう。

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はい。

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それでは、いよいよプロシージャの作り方、使い方についてレクチャーしていくぞ!

【サブルーチンを作るのじゃ!】

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さて。まずはサブルーチンの作り方について説明していくぞ。といっても簡単。

[Public] Sub サブルーチン名([引数1 As 引数1の型, ……])

End Sub

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このSub~とEnd Subの間に、目的の処理を書けばいいだけじゃ。なお、[ ]で囲まれている部分は、省略できることを表しているぞ。例としてはこんなところじゃ。

Sub Sisyo1(A As Integer)
End Sub
-----
Sub Sisyo2()
End Sub

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引数というのは、確か呼び出し先から渡された数が入る変数みたいなもののことですよね。

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うむ。その通り。例えば……

Sub Sisyo3(hiki1 As Integer)
End Sub

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というサブルーチンがあったとして……

Sisyo3(5)

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呼び出し元のほうで上のように呼んでやると、hiki1に5が入る、というわけじゃ。なお、引数を入れる変数として宣言したものは、Dim文で宣言することはできぬ。ここには気を付けること。

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はい。それで、頭にPublicとつけることができるようですが、これをつけるとどうなるのですか?

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うむ。これをつけると、そのサブルーチンは、そのプロジェクト(プログラム全体のようなものと思うがよい)のどこからでも呼び出すことができるようになるのじゃ。

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ふむふむ。

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今回は、Module1という一つのソースファイル内で完結しておるから、Publicを使う機会はあまりないが、この先、複数のソースファイルで構成されるプログラムを組むさいには必要になってくる。覚えておくようにな。

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はい!

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なお、引数についてじゃが、複数の引数がある場合は、『引数名 As 引数の型』をコンマで区切る。こんなようにの。

Sub Sisyo4(hiki1 As Integer, hiki2 As Integer)

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ふむふむ。

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また、引数の指定にはちょっと難しい使い方がある。それがOptionalじゃ。

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おぷしょなる?

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うむ。Optionalをつけた引数は、省略することができるようになるのじゃ。Optionalを使う時は、このように書く。

Optional 引数名 As 引数の型=初期値
例:Sub Sisyo4a(Optional hiki1 As Integer=0)

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例の場合、引数を渡さずに呼び出した場合は、hiki1には0が入るのじゃ。

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なるほど、これは便利ですね!

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そうじゃろう。さて、呼び方だが、とても簡単。こう書けばいいだけじゃ。

サブルーチン名([引数1, ~])

例:
Sisyo5()
Sisyo6(5)
Sisyo7(4, 2)

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こちらも、引数が複数ある場合は、コンマで区切って書く。また、引数を必要としないサブルーチンの場合は引数を書かなくてよい、というか書いてはならぬ。無理に書くと、ビルドエラーが起こるので気を付けるようにの。

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はい!

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では次は、関数について説明していくことにするぞ!

【関数を作るぜ!】

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さて、関数とはプロシージャの中でも、呼び出し元に値を返すものだと話したな。

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はい!

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では、それを踏まえたうえで、関数の宣言について教えよう。これじゃ!

[Public] Function 関数名([引数1 As 引数1の型, ……]) As 戻り値の型

End Function

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Publicや引数については、サブルーチンと同じだから、ここでは割愛するぞ。

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Subではなく、Functionを使うところと、戻り値の型をつけるところがサブルーチンと違うんですね。

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うむ、その通り。さて、戻り値の返し方だが、二つの方法がある。まず一つは、このように書くこと。

関数名=戻り値
例:Sisyo8=5

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そしてもう一つは、Return文を使うことじゃ。

Return 戻り値
例:Return 5

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ここで注意点を一つ。先の引数の注意点と同じく、関数の中では、関数と同じ変数をDim文で宣言することはできぬ。宣言しようとするとビルドエラーが出るので気を付けることじゃ。

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はい。

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さて使い方じゃが、このように作られた関数は、VB.NETに標準で供えられておる関数と同じように使うことができる。つまり、ただ変数に入れるだけではなく、式の一部として使ったり、表示させたりできるわけじゃな。

例:
a = Sisyo9(5, 2)
b = Sisyo10(1000, 0.3) + 1000
Console.WriteLine(Str(Sisyo11(4, 2))

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なるほど、わかりました、師匠。

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プロシージャをうまく使えば、プログラミングがとても楽になる。精進することじゃ。
さて、次回は改めて、クラスについて説明していく。予習、復習を忘れてはならぬぞ!

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でも、師匠が学生時代のころは……?

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はあっ!!(飛び蹴り

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※次の更新は、『師匠TのチャレンジARSゲーム!』の予定です。お楽しみに!

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2019年12月16日

師匠のVB.NETどたばた塾~第4回

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師匠T:さぁ、今回もVB.NETどたばた塾、張り切っていくとしようぞ! さっそく行くぞ!

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弟子D:師匠、どうしてそんなに急いで講座に入ろうとしてるんですか?

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何事もないぞ弟子よ! 何も見てないし見えない! さぁ、確か今回は、配列変数についてであったな!

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何かに目をそらしておられるような……あ(建物の外を歩くカップルを見つける)

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クリスマスに浮かれているカップルなぞ、わしの目には映らないし見てないぞ! さぁ、さっそく始めるとしようぞ!

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はぁ……。

【 こんなときは!? 】

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さて。数人の成績を合計して、その平均点を出したいとき、おぬしならどうする?

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え? うーん。その人数分の変数を用意して格納し、それを計算……とか。こんな風に。

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ほほう。では、例えば1クラス40人分の平均を出したりしたい場合はどうする?

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……ぐわーーー!! 無理です、気力が持ちません!

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それだけではないぞ。〇人目の点数を入力した点数に修正するという場合もどうする? IFやSELECT CASEで、対応した変数を修正する、という形にしてもかなりの労力がかかるであろう。

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はぁはぁ……そ、そうですね。はっ! こんな時に、配列変数が役に立つのでは?

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うむ、その通りじゃ。さすが我が弟子、配列変数についての学習は怠りないと見えるな。

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えーと、配列変数ってなんでしたっけ?

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はあっ!!(飛び蹴り)

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うわあっ。

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では改めて、配列変数について復習しておくとしようぞ。配列変数とは、一つの変数をいくつもの部屋に区切って、それぞれごとに別々の値を入れられるようにしたものじゃ。

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あ、思い出してきたかも。それぞれの部屋は、添え字という数値で識別するんでしたっけ。

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その通りじゃ。この添え字は、いわば部屋番号のようなものと考えるがよかろう。そして一番のポイントとしては、この添え字には変数も使える、ということじゃ。
例えば、2が入っている変数iを添え字に使った場合、2番の値を見たりすることができる。もちろん、この変数iが1増えて3になった場合は、3番の値を見たり操作したりできるのだ。

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なるほど。ということは、For~Nextなどの繰り返しと組み合わせることで、大量のデータを処理することができそうですね!

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そういうことじゃ。では次からは、その配列変数の使い方について説明していくことにしようぞ。

【 全てはDimから始まるのじゃ! 】

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まず、変数と同じように、配列変数を使うにはDim文で定義する必要がある。書き方はこうじゃ。

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Dim 配列変数名(添え字の最大) As 変数の型

例:
Dim a(5) As Integer
----------

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ここで注意するべきことが一つある。わかるかな?

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??

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それは、配列の添え字は0からスタートするので、実際には配列の部屋数は添え字の最大よりも1多くなる、ということじゃ。例の場合だと、実際には0~5までの6つの部屋が作られるのだ。

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なるほど。

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なお、Javaでは配列の宣言の後に、配列の確保をする必要があったが、VB.NETではそんなことはない。上のDim文だけで全てOKじゃ。

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ふむふむ。

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それと、昔のBASICとは違い、VB.NETのDim文には、書き方のバリエーションとして、配列を宣言すると同時に、初期値を入れてしまう書き方がある。その場合は、このように書くのじゃ。

----------
Dim 配列変数名() As 変数の型 = {値1, 値2……}

例:
Dim b() As Integer = {5, 2, 4}
----------

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このように書いてやると、VB.NETは自動的に、値の数と同じだけの部屋を持つ配列変数を作り、この初期値を入れてくるのじゃ。便利じゃろう?

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はいっ!

【 配列を使え! 】

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さて。配列変数の使い方は、いたって簡単。このように書けばいいだけじゃ。

----------
配列変数名(添え字)

例:
a(3)
----------

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この添え字の部分には変数も使えるというのは先ほど話した通りじゃ。ゆえに、先ほどお主が言った通り、For~Nextと組み合わせて、こんな使い方もできるのだ。

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このように、多くのデータを、For~Nextなどの繰り返しと組み合わせることで、簡単に処理できるのが配列変数の強みじゃ。

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ですね!

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さて。昔のBASICとは違い、VB.NETの配列には、色々と役立つ機能が内臓されておる。まずはCloneからじゃ。

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Clone?

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これは、ある配列をコピーして、全く別の配列を作るというものじゃ。コピーしてできた配列は、元の配列とは全く別の配列なので、コピーしてできた配列をいじっても、元の配列には何の影響もないのがポイントじゃ。
なお、Cloneはこのように使う。

----------
新しい配列変数名 = 元となる配列変数名.Clone

例:
b = a.Clone
----------

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これだけで済むのじゃ。簡単じゃろう?

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はいっ。

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次はRedimじゃ。これは配列の部屋数を自由自在を変えてしまう、というものじゃ。Redimはこのように書く。

----------
Redim 配列変数名(添え字の新しい最大値)

例:
Redim c(5)
----------

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あれ? 師匠。やってみたんですけど、Redimを使ったら、配列の中身が0になっちゃったんですが……。

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おぉ、それを忘れておったの。普通、Redimを使うと、その中身はクリアされてしまう。それを防ぐには、RedimのあとにPreserveを付ける必要があるのじゃ。

----------
Redim Preserve 配列変数名(添え字の新しい最大値)
----------

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それでやってみよ。今度はちゃんと値が残るはずじゃ。

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おおっ、ほんとだ!

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次はLengthとGetLengthじゃ。これを使うと、その配列の部屋の数を取得することができる。2次元以上の多次元配列の場合、Lengthを使うと、全ての部屋数を合計して返してしまう。特定の次元の部屋数を使うには、Lengthではなく、GetLengthを使う必要がある……ってどうした?

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あ、あのー、師匠。多次元配列とはなんぞや。

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おっと、それを忘れておったな。多次元配列とは、複数の添え字を持つ配列のことじゃ。というより、1次元配列は一棟の建物、2次元配列は数階建ての建物、3次元配列は数階建ての建物が複数集まった団地……と例えればイメージが伝わるかな?

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あー、わかる気がします。つまり、2次元配列の場合、Lengthはその建物(配列)の全ての部屋数を返して、GetLengthは指定した階の部屋の数を返す、というわけですね。

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うむ、そんな感じじゃ。さて、話を戻すぞ。このLengthとGetLengthはそれぞれ、次のように使う。

----------
配列変数名.Length

例:
d.Length →配列変数dの、全ての部屋数を取得する

配列変数名(次元数[, 次元数……]).GetLength
例:
e(2).GetLength →配列変数eの、2次元目(2階)の全ての部屋数を取得する
----------

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なお、GetLengthのところの[ ]は省略してよいことを表しているぞ。

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ふむふむ。

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そして最後に、IndexOfとLastIndexOfについて教えておくとしよう。これは、指定した値が入っている部屋を調べて教えてくれる、という代物じゃ。これはこのように使う。

----------
Array.IndexOf(調べる配列変数, 探す値)
Array.LastIndexOf(調べる配列変数, 探す値)

例:
Array.IndexOf(f, "ABC")
→配列変数fの部屋の中から、"ABC"という文字列が格納されている部屋を探し、その添え字を取得する
----------

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IndexOfとLastIndexOfとはどう違うのですか?

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うむ。IndexOfは配列の先頭から探す。LastIndexOfはその逆(つまり配列の最後)から探すのだ。

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なるほど、わかりました!

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では、今月はここまで。次回は、VB.NETにおけるクラスについて説明していくぞ。Java道場を読んでおくことを勧める。
ではさらばじゃ! いい年を過ごすのじゃぞ!!

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※次の更新は、『フリーソフトでゲームを作ろう!』の予定です。お楽しみに!

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2019年11月18日

師匠のVB.NETどたばた塾~第3回

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師匠T:……。

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弟子D:どうしたのですか、師匠? 何か難しい顔を……。

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いや、もうすぐ12月、クリスマスであろう? いやなんでもない。

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(師匠の体が泣いている……!?)

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さて、そんな世俗のことなどどうでもよい。今回もびしばしいくぞ!
今回は繰り返しについてじゃ。はっはっはっ!

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は、はぁ……。

【 やってみせい! 】

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さて、今回はいきなり問題じゃ。1から5までの合計を求めるプログラムを作ってみるがよい。

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はいっ。かたかたかた……これでいかがでしょうか?

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ふむ、まずまずじゃな。では、1から100までの合計を表示させてみよ。

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はい。かたかた……

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がーーーー!! 無理です! 気力がもちません!

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そうであろう。そこで役立つのが、繰り返しを司る、Do~Loop文と、For~Next文なのだ。まずは、繰り返しの基本形・Do~Loop文について説明していくぞ!

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はい!

【 臨機応変! Do~Loopなのじゃ! 】

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さて。Do~Loop文はある条件が満たされる(あるいは満たされなくなる)まで繰り返しを行うものであり、このように書くぞ。

(書き方1)
Do While 条件式
Loop

(書き方2)
Do Until 条件式
Loop

(書き方3)
Do
Loop While 条件式

(書き方4)
Do
Loop Until 条件式

(書き方5)
Do
Loop

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色々な書き方があるのですね。それぞれ、どのような違いがあるのですか?

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うむ。まず、条件が満たされている間繰り返すか、条件が満たされていない間繰り返すか、からじゃ。
書き方1、書き方3の場合、つまり、Whileとついている場合は、条件が満たされている間繰り返す。つまり、条件が満たされなくなるまで繰り返すのじゃ。

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ふむふむ。

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他方、書き方2と書き方4、Untilとついている場合は、条件が満たされていない間繰り返す。つまり、条件が満たされるまで繰り返すのだ。

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なるほど。

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次は、最低何回繰り返すか、についてじゃ。書き方1と書き方2、つまり、Do側にUntil/Whileがついている場合は、このDoの時点で繰り返すかどうか判断するので、繰り返す条件が成立しないときは、1回も繰り返さずに終えることになる。

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ふむふむ。

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一方、Loop側についている場合(書き方3と書き方4)は、Do~Loop内の命令を実行した後、Loopで判断するので、最低1回は繰り返すことになるのだ。

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なるほど!

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ここまでのことを図に表すとこうなるぞ。

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わかりました。それで、書き方5については?

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うむ。この場合は、無限に繰り返すのだ。

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ええ!? それはとても困るのでは?

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ふふふ、安心せい。ちゃんと止めるためのものが用意してある。それがExit Do文じゃ。

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Exit Doですか。

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うむ。このExit Do文が実行されると、そこで繰り返しは終了し、Loopの次の文から命令を実行していくのだ。
そこで、このExit Do文をIF文などと組み合わせて、条件が満たされたときにExit Do文を実行するようにするのじゃ。

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なるほど。

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それでは弟子よ。Do~Loop文を活用し、1から10までの合計を計算するプログラムを作ってみるがよい。

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はい! かたかた……これでいかがでしょうか?

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うむ、見事じゃ!と言いたいところだが、まだ甘いのう。実行結果を今一度確認してみるがよい。

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↑ あれ?

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え……? あっ、45になってる。正解は55のはずなのに。どうしてでしょう?

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ふふふ。プログラムの流れを追ってみるがよい。aが9の時はどうなっておる?

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あっ! sumに足したあと、aに1を足して10になって、そこでDoに戻って10になってるからこの10が足されずに抜けてしまったんですね。

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その通りじゃ。この場合は、条件をa<>11か、a <= 10にするのが正解じゃな。

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なるほど。

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このように、条件式の内容、またDo側につけるかLoop側につけるかでも、結果は全く違うものになってしまう。気を付けることじゃ。

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はいっ!

【 融通はきかんが簡単! For~Nextじゃ! 】

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さて。よくよく考えてみれば、今回のプログラムの主題は、1ずつ増えていく値を合計を足していく、というものであったな。

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はい。

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このような、条件となる値が一定値ずつ増えていく流れの場合、もっと簡単に書けるものがある。それが……

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For~Next文ですね!

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うむ、その通りじゃ。For~Next文の書き方は、昔のBASICと同じく、このように書く。

(書き方)
For 変数=値1 To 値2 Step 値3
Next

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この文は、いたって簡単。まず変数の値が値1からスタートし、値3だけ増減していく。そして、値2以上(以下)になったら、繰り返しを終えるのだ。なお、この判断は、Nextの時点で行われる。
そうそう、値3が+1の時は、Step以降は省略することができるぞ。

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なるほど。

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さて、それでは弟子よ。改めて出題じゃ。For~Nextを活用して、1から10までの合計を計算するプログラムを作ってみるがよい。

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はい!

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ちゃんと、55と正解がでましたよ! しかも、Do~Loopと比べて、若干繰り返しの部分が短くなってすっきりしてますね!

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そうであろう。臨機応変に使えるDo~Loopと、シンプルなFor~Next。これらを使いわけて使いこなすことが、繰り返し処理の肝心な部分じゃ。精進するように。

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はい!

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では、今日はここまでじゃ。次回は、配列変数について学ぶことにする。復習を忘れてはならぬぞ!

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※次の更新は、『フリーゲームレビュー』の予定です。お楽しみに!

posted by 裏編 at 13:40| Comment(0) | 師匠のVB.NETどたばた塾 | 更新情報をチェックする